2010年11月08日

サグラダ ファミリアという何か


7日、ローマ法王がサグラダ ファミリアを正式に
教会と認定する聖別のミサを行ったようです。


サグラダ ファミリアといえば、
スペイン人建築家アントニ・ガウディの代表作の1つで、
1883年より設計が始まるも、未だ完成していない教会建築です。

細部まで作り込まれた彫刻、独創的な形態もさることながら、
ガウディの死後、内戦により資料の大部分を失いながらも
わずかな資料をもとに推測し、現在も建設が行われているという歴史も
大きな魅力の1つです。

それが、これまで未完成が理由で見送られていた
「世界遺産」化が2005年に一部認められ、今回正式に「教会」化されました。
関係者は、ガウディの没後100年にあたる2026年までに、
「栄光のファサード」だけでも完成させたいと発言しているそうです。
確実に「完成」を連想させる出来事です。

一ガウディファンとして、もちろん「完成」した姿は見たいのですが、
ただこのまま「完成」して「完成」といえるのでしょうか。

サグラダ ファミリアの魅力の1つは「未完」であることで、
その「未完」という魅力も含めてすでに1つのモノとして
「完成」しているように思えます。

そのサグラダ ファミリアが本当に「完成」するということは、
今のサグラダ ファミリアが「破壊」され、別の何かが誕生する
ということに思えてなりません。

この今のサグラダ ファミリアを継続、保管する何かが誕生するまでは、
「完成」しないで欲しい、と感じたニュースでした。
posted by p-ralay at 22:42| Comment(0) | TrackBack(0) | デザイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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